ハムスターが死んだらする3つのこと

2018.10.23 ペットが亡くなったら
Pocket
LINEで送る

ハムスター

この記事の監修:
イオンペット株式会社 獣医師 鈴木 信吾 先生
NPO法人西日本動物愛護協会動愛園 相談役 河本一成さん

短い手足の可愛らしい見た目と飼育する場所を選ばないことから、ペットとして大人気のハムスター。見た目や性格にもそれぞれ個性があることから長年飼育を続けているかたもとても多いです。

もし大切なハムスターが死んでしまったとき、ハムスターを供養する方法はどのような方法があるのでしょうか?ハムスターは比較的短命な動物です。もしもの時はこちらの記事をぜひ参考にしてください。

ペット葬儀・霊園・火葬ならイオンのペット葬

目次

ハムスターが「死んでしまった」と判断する前にまず確認

ハムスターは寒くなると冬眠をする習性があります。

室温5℃以下でほとんどのハムスターは冬眠に入ってしまいます。

そのため特に冬などはハムスターが死んでしまったのか、冬眠しているのかどうかを注意して見分ける必要があります。冬眠に入ったハムスターは無駄なエネルギーを消費しないように身体の活動を最小限にしています。ハムスターが冬眠している場合は部屋の室温を20℃以上にして暖かくして、手の上に乗せてしばらく暖めていると目を覚まします。

自分で判断が難しい場合はかかりつけの動物病院にみてもらいましょう。

ハムスターが死んだらどうする

大切なハムスターが死んでしまった。

ハムスターが死んでしまったことを確認したら、最期の苦しみと闘ったハムスターに「がんばったね。」「ありがとうね。」といった言葉をぜひかけてあげてください。

ハムスターの遺体は身体がゆったりとおさまる小箱などにティッシュやタオルを敷いた上に安置をします。後日火葬を依頼するつもりであれば、ハムスターの遺体の状態を保つために保冷剤をあてるなどして、できるかぎり涼しい場所に安置をしてあげてください。

大好きなハムスターとゆっくりお別れをしたいということであれば、「ペット線香」などを隣で焚いてあげてもいいですね。

ハムスターの葬儀方法を決める

大切なハムスターが死んだ場合にどのように供養をしたらいいか分からない方は意外と多いです。ハムスターとのお別れの方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

ハムスターとのお別れ方法は大きく分けて2つあります。

まずひとつは「プランター葬」といわれるもので、植木鉢の土にそのままハムスターを埋葬する方法です。

ハムスターをプランター葬するメリット

  • 自宅でできる
  • 費用がかからない
  • 種や苗を植えれば花を咲かせることができる

メリットが多いハムスターのプランター葬ですが、残念ながらデメリットもいくつかあります。

ハムスターをプランタ―葬するデメリット

  • 1年以上が経過してもハムスターの遺体が土に分解されず骨化できない場合がある。
  • 骨化する前にカラスなど野鳥に掘り返されてしまうこともある。
  • 複数飼育している場合は将来的な分も含めて多くのプランターが必要になる。
  • 引っ越しのタイミングなどで埋葬したプランターの土をどうするか悩むことになる。

ハムスターが死んだ場合にプランター葬を行う際は、数年後にどうするかということもあらかじめ検討した上で行う必要がありそうです。

ハムスターをプランターに埋葬

手軽にハムスターを供養できるプランター埋葬
しかし注意する点もいくつかある

ハムスターの供養、おすすめはペット霊園でのお葬式

ペット霊園でのお葬式といえば、犬や猫のものと考えがちですがほとんどのペット霊園ではハムスターの葬儀も行っています。ペット霊園では、ハムスターを火葬してくれることはもちろん、お葬式という形でセレモニーを行うハムスターのご家族の方も増えているようです。

福岡県糸島市でペット霊園、NPO法人西日本動物愛護協会動愛園の相談役である河本一成さんにハムスターのお葬式についてお話を聞いてみました。

『ハムスターももちろんお葬式をすることができます。「合同ペット火葬」「個別一任ペット火葬」といったかたちで、ハムスターの火葬のみを依頼することもできますし、「個別立会いペット葬」であればお葬式として、ご家族全員で囲んでセレモニーとしてのお別れを選択するかたも近年増えています。』

 

ハムスターのお葬式をペット霊園ですることのメリット

『ハムスターも火葬後に「お骨上げ」としてご家族のみなさまにお骨をひろっていただくことができます。ハムスターのような小動物だとお子さまがいる家庭で、初めて飼育するペットとして飼われる方も多いですが、しっかりとお葬式を行って骨をひろう経験をすることは、お子さまにとって命の尊さを知るとても貴重な体験になるはずです。』
NPO法人西日本動物愛護協会動愛園 河本一成さん

ハムスターのお葬式をペット霊園でしっかりと執り行うことは、ハムスターの供養になるだけではなく、お子さまの情操教育にも良さそうですね。

ペット葬儀・霊園・火葬ならイオンのペット葬

ペット霊園でハムスターを火葬する場合は予約が必要

ペット霊園でハムスターを火葬する方法は大きく分けて二通りあります。

  1. 葬儀として立会いと収骨を希望する
  2. ハムスターの遺体を霊園に預けて火葬だけをお任せする

-家族立会いでハムスター葬儀ができる霊園を探す-(イオンペット メモリアルなび)

ペット霊園に予約をする前にまずはこれらの選択肢についてどちらで行いたいかということだけでも、家族間で意思をまとめておくとスムーズです。

ハムスター葬儀の流れ(一例)

立会いの葬儀の場合は受付をした後に納棺をします。多くのペット霊園では棺やお花をその場で購入できるように揃えていることが多いです。大好きなハムスターのために棺を可愛く飾ってあげるのもいいですね。

受付後はお別れをする部屋に行きます。ペット霊園ではハムスターの葬儀でお線香やお焼香をするときに読経をしてくれる場合もありますし、音楽や映像を流すなど色々な対応・演出があります。

お別れの時間の過ごし方については利用されるご家族の意向が尊重されるので、希望がある場合は予約の際などにペット霊園のかたに伝えるといいでしょう。

ハムスターの火葬に入るまえに参列者だけで囲んで最後のお別れをする時間があります。

大切なハムスターに最後に伝えたいことがあればこのタイミングで棺にメッセージカードを入れたりしてもいいですね。

家族で心行くまでハムスターとお別れをすることができたら、出棺となります。

ハムスターの火葬にかかる時間は約30分

『設備によりますが、ハムスターの火葬は約30分前後で火葬自体は終わるかと思います。』
NPO法人西日本動物愛護協会動愛園 河本一成さん

ハムスターを火葬している間は待合室で待機することもできますし、一時外出することもできます。火葬の後はご家族でお骨上げをします。お骨上げは骨壺に火葬後のお骨をおさめていきます。

ハムスターの骨壺サイズは2寸のものから選ぶ

ハムスターの身体はとても小さいので「ハムスターの火葬後に骨は残るの?」という疑問を持つ方も多いですが、実際はどうなのでしょうか。

『ペット霊園ではハムスターの火葬に関して、燃焼時間・火力をコントロールして綺麗に骨を残す技術を持っています。安心してハムスターの火葬もお任せ下さい。ハムスターを納骨する骨壺サイズは2寸のもので綺麗に納めることができます。』
NPO法人西日本動物愛護協会動愛園 河本一成さん

とのことでした。ペット霊園ならハムスターの火葬も安心して任せることができそうですね。

ハムスターの骨はお持ち帰りすることも出来ますし、そのままペット霊園で永代供養、もしくは納骨としてその後も供養をすることもできます。

ペット霊園で供養をすると定期的な法要などを通じて、継続的に供養してもらうことができるのでとてもお勧めです。

ペット霊園でのハムスター供養の方法は個別での納骨か、他家の子と一緒に眠る合祀という方法に分かれます。

(まとめ)ハムスターが死んだときにする3つのこと

1.冬眠ではないことを確認する

どうしても判断が難しい場合は、手の中で暖めつつ、かかりつけの動物病院ですぐにハムスターを診てもらいましょう。

2.ハムスターの遺体を安置する

後日ハムスターを火葬をする予定ならば保冷剤などを入れて涼しい場所に安置する。ペット用線香などを焚いて手を合わせる。

3.ハムスターとのお別れの方法を考える

方法は大きく分けて二つ、プランター葬として自宅で供養するかペット霊園に依頼する。
プランター葬はメリットもあるが、長い目でみると大きなデメリットもある。

いかがでしたか?
ハムスターをペット霊園でお葬式することは長い目で見たときに安心できる方法として、もっともおすすめできる方法です。大切なハムスターといいお別れをしてまた新しい子との出会いに繋がるといいですね。

ペット葬儀・霊園・火葬ならイオンのペット葬

タグ : ハムスター ハムスターの火葬 ペットが死んだら 火葬
Pocket
LINEで送る

The following two tabs change content below.
イオンのペット葬
大切なペットとご家族が、後悔しないお別れをするための情報をご提供しています。