犬のお葬式の費用相場は?金額の決まり方と注意点
2020.8.27 ペット供養犬のお葬式には、どの程度の費用がかかるのでしょうか?
一口に葬儀費用といっても、火葬方法や犬の大きさによって価格は変わり、お葬式後の費用も供養の仕方によって大きく変わってきます。
今回は、犬のお葬式の費用相場と火葬を依頼する際の注意点についてご紹介します。
目次
1.犬のお葬式の費用
犬のお葬式には、主に「立合個別火葬・一任個別火葬・合同火葬・訪問火葬」という4つの方法があり、それぞれ価格や特徴が異なります。また、犬の大きさによっても費用は変わってきます。
まずは、各火葬方法の特徴とサイズで変わるお葬式の費用について見ていきましょう。
立合個別火葬
葬儀業者に一任する形ではなく、最初から最後までお葬式に立ち会う方法です。
葬儀費用は他の方法よりも高いですが、人のお葬式と同じように、お別れのセレモニーを行い、ご家族でお骨上げをすることができます。
火葬中はペット霊園・葬儀場の待合室にて待機し、お骨はお葬式当日に引き取ることが可能です。時間をかけて供養方法を考えることができます。
一任個別火葬
お葬式に必要な作業のほとんどを、ペット霊園にお任せする方法です。
お別れのセレモニーやお骨上げはできませんが、立合個別火葬と同じく個別で火葬してもらうことができます。
お骨は郵送などで返骨されるため、霊園・葬儀場に納骨・埋葬を依頼することもできます。
合同火葬
他の動物と一緒に火葬され、お骨は霊園の共同墓地や合同供養塔へ埋葬されます。
お別れのセレモニーや出棺を見届けることはなく、その後の作業はすべて業者にお任せします。
お骨を引き取ることはできませんが、個別火葬に比べて費用を抑えることができます。
訪問火葬
ペット霊園ではなく、火葬炉を搭載した特殊車両で火葬を行います。火葬は自宅前(自宅周囲)で行われ、早朝や夜間に対応してくれる業者も多いです。
そのため、近くに火葬場がない、仕事を休めないなど、霊園に行きたくてもいけない方に人気です。
サイズも重要
犬の大きさによっても火葬費用は変わってきます。
犬のサイズは、超小型・小型・中型・大型・超大型という5つのタイプに分かれていますが、体が大きいほど火葬に時間がかかり、火葬コストも上がります。
犬のサイズはペット保険と同様に、業者によって区分が異なるため、事前に確認することが大切です。
火葬の種類と費用目安(相場)
これまでご紹介した火葬方法と大きさ別に、費用の目安をまとめましたので、参考にしてみてください。
|
超小型犬 |
小型犬 |
中型犬 |
大型犬 |
超大型犬 |
立合個別火葬 |
23,000円~ |
27,000円~ |
37,000円~ |
47,000円~ |
57,000円~ |
一任個別火葬 |
21,000円~ |
25,000円~ |
35,000円~ |
45,000円~ |
55,000円~ |
合同火葬 |
16,000円~ |
20,000円~ |
30,000円~ |
40,000円~ |
50,000円~ |
訪問火葬 |
18,000円~ |
22,000円~ |
32,000円~ |
42,000円~ |
52,000円~ |
2.お葬式後の供養にかかる費用
お葬式にかかる費用は先ほどご紹介した通りですが、ワンちゃんの供養は火葬で終わりではありません。火葬後のお骨を供養することにもお金がかかります。
例えば、お骨と写真を神棚に置く場合は特に費用が発生することはありませんが、ペット用の仏壇や位牌、お線香、遺骨ペンダントなどのメモリアルグッズを用意する場合は、数万円ほどかかるでしょう。
以下、主な納骨先とその費用目安になります。
納骨先 |
費用相場 |
備考 |
個別墓 |
10万円~30万円 |
個別墓地の購入代、墓石料も含む。 供養料1頭:5,000円~ |
納骨堂 |
1万円~数十万円 |
年間管理費用:3,000円~ |
合葬墓 |
5,000円~3万円 |
合祀料、維持・管理費含む |
人と一緒に |
6万円~100万円 |
– |
仏壇 |
1万円~5万円 |
メモリアルグッズ代:数百円~数万円 |
お葬式の方法や供養の仕方を決める際には、火葬・葬儀以外にかかる費用についても考慮するようにしましょう。
3.犬のサイズは葬儀会社が定めているため注意が必要
先述の通り、犬は体の大きさごとに5つのタイプに分けられます。
[分類例]
- 超小型犬:体重5kg以下
- 小型犬:体重5.1~10kgまで
- 中型犬:体重10kg~25kgまで
- 大型犬:体重25kg~39kgまで
- 超大型犬:40kg以上
ただし、多くの葬儀会社では、独自のカテゴライズによって火葬費用を決めているため、愛犬がどのカテゴリーに分類されるかは事前に確認しておく必要があります。
納骨時の費用は基本的に一律で、犬の大きさによって変動することはありませんが、まれに骨壺やお骨袋代、粉骨料金などを別料金にしている業者もいるため、火葬を依頼する前は追加料金の有無について確認することをおすすめします。
4.犬のお葬式に香典は不要
友人の愛犬など、親しい方のペット葬儀に参列する際、香典を用意する必要はありません。
お香典の代わりには、綺麗なお花などを贈り、少しでもご友人の悲しみが和らぐようにしてあげましょう。生花は水やりなどのお世話が必要なため、美しい造花やプリザーブドフラワーなどもおすすめです。
ペット葬儀に参列するうえでもっとも大切なのは、大切な家族を亡くして悲しんでいる方を思いやることです。
むやみに励ましの言葉をかけるのは避け、悲しい気持ちにそっと寄り添う姿勢を持つようにしましょう。
5.まとめ
火葬方法や供養の仕方、体の大きさによって、犬のお葬式相場は変わってきます。
犬のお葬式に決まったルールはありませんので、火葬方法や供養の仕方は、ご家庭に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
心から納得できる方法で愛犬を見送るためにも、葬儀費用は事前によく調べておくようにしましょう。
運営会社:イオンライフ株式会社
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