愛犬を可愛く撮る撮影テクニック
2019.9.26 ペットコラム犬を可愛く撮影するテクニックを使って、愛犬をもっともっと可愛く撮りませんか?
今回は、スマートフォンを使った撮影テクニックをご紹介します。専用のカメラやアプリは一切使用しませんので、愛犬を撮影する際は気軽にチャレンジしてみてください。
目次
1.犬の可愛く撮影する基本
撮影の基本は、「犬と仲良く楽しく」です。
犬にも撮影されて大丈夫な時と、なんとなく気が乗らない時があります。
例えば、飼い主さんと楽しく遊んでいたり、一緒にリラックスしているときは撮影も楽しめる可能性が高いですが、眠い時や疲れている時は負担になってしまうかもしれません。
犬の撮影は、飼い主とのコミュニケーションでもあります。まずはワンちゃんの様子を観察し、気持ちを考えるところから始めましょう。
2.愛犬を撮影する3つの基本テクニック
愛犬を可愛く撮影する基本のテクニックは次の3つです。
①.ワンちゃんをリラックスさせること。
②.カメラの向きやフレームを意識する。
③.光やピントを考慮する。
これらを押さえるだけでも、ぐっと可愛い写真が撮れるようになります。
最近は、可愛く加工できるカメラアプリもたくさん出ていますが、ここではベースとなる撮影テクニックを解説します。専用のアプリを利用する際も、これらを押さえた上で撮影すると、より可愛い写真を撮ることができますよ。
①.リラックスさせて表情を引き出す
カメラそのものに愛犬が慣れていないと、緊張して撮影のタイミングがうまく合わなかったり、嫌がったりします。そうした素振りが見られる場合、まずは愛犬にカメラを慣れさせ、リラックスさせることが大切です。
カメラに慣れさせるためには、スマートフォンを見せながらおやつを与えたり、ほめたりしてみましょう。「スマートフォンを持っていると何かいいことがあるな」と少しずつ感じてもらうことが大切です。
リラックスしている時は愛くるしい表情が見られる定番でもありますが、飼い主さんをお出迎えするとき、おやつを与えるとき、お散歩タイム、などは絶好の撮影チャンスです。
愛犬が楽しい気持ちになっているので、イキイキした表情が撮れるでしょう。ただし、1日外出した後の帰宅時など、犬が興奮しすぎる可能性があるタイミングでの撮影は止めておきましょう。
また、撮影のためにワンちゃんにリラックスしてほしい時には、ブラッシングがおすすめです。
やさしく声をかけながらブラッシングをすると上質なスキンシップになり、愛犬だけでなく飼い主さんもリラックスできます。ブラッシングには、毛並みを美しく整えられる利点もありますので、ぜひトライしてみてください。
注意点として、犬の耳が後ろに引いている、目をそらすという動作は緊張しているサインです。こうしたサインが見られる時は、無理しないようにしましょう。
②.カメラの向きとフレームを意識する
愛犬のポージングに合わせて、カメラの向きを決めましょう。
縦方向に仰向けになってお腹を見せている姿を撮るなら、カメラは縦にします。逆に、横向きにゴロンと寝ている姿の撮影では、カメラは横向きにするのが基本です。
ですが、おもちゃで遊んでいるときやアウトドアなど、アクティブな時は、縦方向が活きるシーンも少なくありません。
犬は四足歩行ですので、地面と平行にカメラを構えると、どうしても横向きがしっくりくるイメージがあると思います。しかし、カメラを縦向きにして撮影すると、奥行きや臨場感を出すことができますので、あえて縦方向もチャレンジしてみてください。
カメラの向きを決めたあとは、フレームを意識していきます。
コツは、スマートフォンの画面を9分割にする、グリッド線をオンにすることです。グリッド線を使うことで、構図が決めやすくバランスの取れた写真が撮れるでしょう。
例えば、グリッド線に合わせて、左右どちらか1/3のなかに愛犬を入れて撮ってみてください。景色や背景が一緒に広く写り込み、写真に広がりが出ます。また、愛犬の鼻先をグリッド線の中心のマスに収めると、安定した構図になり視線も合わせやすいです。
カメラの向きやフレームを意識した撮影に慣れてきたら、景色やおもちゃをフレームのメインにしてみてはいかがでしょうか。いつもと違う雰囲気の写真に仕上がるはずです。
「手前の花に寄りながら、向こうに立つ愛犬を撮る」「おもちゃを大きく入れて、横に寝そべる愛犬を撮る」など、いろいろな構図を試してみましょう。
③.基本は光の向きとピントの位置
カメラの向きとフレームを意識したら、次は光の向きとピントを調整します。写真が薄暗くなってしまい、きれいに映らないときは、光とピントの位置を確認してみましょう。
やはり、光の理想は自然光です。自然光は、愛犬の毛並みを美しく撮るのに最適ですので、窓辺で愛犬が眠っている時やドッグランにでかけた時は、撮影のチャンスです。
また、毛並みをふんわりときれいに撮るには、逆光を活かす手もあります。顔が暗くならないように、近づいて撮るか、スマートフォンの逆光対応機能を活用しましょう。
次にピントですが、普通に撮影しようとするとワンちゃんは鼻先にピントが当たるため、眉毛のあたりに合わせるようにしてみてください。そうすることで、自然な表情が撮影できるはずです。
3.【お悩み別】愛犬撮影の応用テクニック
写真撮影に慣れてくると、「同じ構図ばかり」「目線がうまく合わない」「動きが早すぎる」など悩みも出てきます。そんなときは応用テクニックで解決しましょう。
いつもと違う構図にしたい
いつもと違った写真を撮りたい時は、愛犬の目線より低い位置から近づいてみてはいかがでしょうか。上から覆いかぶさるような格好ではなく、下から覗き込むようなアングルで撮影すると、ワンちゃんの自然な表情が撮れるはずです。
飼い主さんが寝転んだり、スマートフォンを地面に置いて写してみると、普段では見られない愛犬の表情や、愛犬の目線の風景など、新鮮な写真を撮ることができます。
また、眉間や目ではなく、鼻や耳などいつもとは違うパーツに寄って撮影するのもユニークな表情が撮れるのでおすすめです。
目線のキープには小物が役立つ
「○○ちゃん!こっちを向いて!」と名前を呼べば呼ぶほど、目をそらされてしまうことがあります。
そんな時は、おもちゃやおやつなど、小物を使って誘導すると愛犬の嬉しそうな目線をキープできます。
上手に撮れたら、ごほうびにおもちゃで遊び、おやつをあげてください。愛犬にとって撮影が楽しくなる効果も期待できますよ。
また、屋外での撮影は、人通りや車の行き来でどうしても愛犬の気が散ってしまいがちです。そのような場合は、傘などを脇において空間を遮ると、上手く撮影できます。
速い動きは連写で躍動感に変える
速い動きは、無理に一発で取ろうとせず「連写」モードで撮影しましょう。「飛行犬」のような夢中になって遊ぶベストショットが撮れるかもしれません。
広いスペースで愛犬をのびのび走らせるために、撮影係の他に、愛犬に呼びかける係などを2,3人で分担するといいでしょう。
また、大きめのスマートフォンは、手ブレが心配です。しっかり脇を締めてスマートフォンを持つと、ブレずに撮影ができます。難しい場合は、ホールドリングなども便利です。片手撮影でもブレにくく、落下防止にもなります。
4.撮影時に注意したいこと
最後に、楽しい撮影が愛犬のストレスにならないように、基本的なNG行動をご紹介します。
フラッシュを使わない
フラッシュは愛犬の目を傷める危険があります。場合によってはけいれんを引き起こす危険性もあり、大変なストレスです。
撮影前に、必ずフラッシュをオフにしてください。
10分程度で終わらせる
犬の集中力は、10分が限度です。愛犬があくびをしたり、背中を向けたりするようになったら疲れたサイン。
撮影は切り上げて、散歩や休憩時間にします。「よくできたね」とほめることも忘れないでください。
犬の行動に合わせる
愛犬が飼い主さんの撮りたいポーズをしてくれないことはよくあります。
ジャンプしてほしいのにやってくれない、立ち止まってほしいのに動いてしまう、このようなとき無理強いは禁物です。また次の機会に撮影しましょう。
5.まとめ
今回ご紹介した下記3つの撮影テクニックを上手に使うことで、愛犬の可愛い写真や、躍動感のある写真が撮れるようになりますので、ぜひ挑戦してみてください。
①.ワンちゃんをリラックスさせること。
②.カメラの向きやフレームを意識する。
③.光やピントを考慮する。
ただ、撮影は愛犬の体調や気持ちを優先することが最も大切です。フラッシュは使わず、短時間で切り上げ、愛犬に無理をさせないように気をつけましょう。愛犬との素敵な思い出がたくさん撮れるといいですね。
written by AEONPET CO.,LTD.
運営会社:イオンライフ株式会社
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