猫の気持ちはしっぽに出る?嬉しい、悲しい、怒っている、気持ち別に解説!

2019.10.6 ペットコラム
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猫の気持ちはしっぽに出るといわれています。嬉しい時、悲しい時、どんなしっぽになるのでしょうか?

猫により多少違いがあるので、必ず当てはまるとは言えませんが、愛猫の気持ちを知る手がかりにはなるはず。

おうちのネコちゃんのしっぽをさっそく観察してみてください。

 

目次

1.猫のしっぽはコミュニケーションツール

 

可愛い猫のしっぽには、大変重要な役割があります。しっぽと気持ちの関係についてご紹介する前に、まずはしっぽの役割を解説していきます。

 

①.  からだのバランスを保つ役割

 

高いところを登り下りするときや、不安定な場所を歩くときなど、猫はしっぽを振ってバランスを取っています。

 

②.からだを保温する役割

 

寒いときによく見られるのが、くるっと丸まっている猫です。

顔をしっぽにうずめ、温まっています。

 

③.マーキングの役割

 

猫はしっぽには臭腺があり、マーキングにも使っています。

 

しっぽの長いネコちゃんは、飼い主さんの足にしっぽを巻きつけてマーキングしてくることがあります。

 

④.感情を表現する

 

嬉しい、悲しい、そっとしておいてなどの気持ちを、しっぽの仕草や形で表現しています。

 

基本の形を把握して、ネコちゃんとの絆をより深めていきましょう。

 

ただ、必ずしもすべての猫に当てはまるわけではないので、愛猫の体調や、表情、鳴き声などと合わせて判断するようにしましょう。

 

2.嬉しい気持ちの猫のしっぽ

 

ここからは、具体的に猫の気持ちを見ていきましょう。まずは、嬉しい時のしっぽの動きです。

 

ネコちゃんが嬉しいときや甘えたいときのしっぽを知っておくと、愛猫の好みも分かり、気持ちを汲んだスキンシップがとれますね。

 

しっぽをピンと立てる

 

飼い主さんが遊んでくれたとき、おやつをくれたときなど、ピンと真上に立てていることがあります。これは嬉しい気持ちやワクワクする気持ち、甘えたい気持ちの表れです。

 

このような場合は、「いい子だね」と声をかけたり、撫でたりして甘えさせてあげましょう。

 

ピンと立てて先だけを曲げる

 

近づいてきたネコちゃんのしっぽが、ピンと立っていて先だけ曲がっているときもあります。これは「遊んでほしい」の気持ちがあるようです。一緒におもちゃなどで遊んであげましょう。

 

飼い主さんの帰宅時など、迎えに出てくれたネコちゃんのしっぽが先だけ曲がっているときは、あいさつしたい気持ちの表れのようです。「ただいま」とやさしく声をかけてあげてください。

 

しっぽをくねくねさせる 

 

しっぽをくねくねさせながら近づいてくるときも、飼い主さんと「遊びたい」気持ちでワクワクしています。たっぷり遊んであげましょう。

 

 

3.悲しい気持ちの猫のしっぽ

 

悲しい、元気がない、怖い、という気持ちもしっぽに表れます。しっぽも全体的に、下がりがちになるようです。

 

しっぽを足の間にしまう

 

大きな音がしたときや見知らぬお客さんが来たときなど、しっぽを足の間にしまっていることがあります。これは恐怖や怯えの気持ちです。

 

無理にかまったりせず、静かな場所で過ごせるように誘導し、そっとしておいてあげましょう。

 

しっぽをだらんと下げている

 

叱られた後などに、しっぽをだらんと下げていることがあります。しょんぼりする原因がわかっていればいいのですが、下がったまま、元気もないときは要注意です。

 

体調不良の可能性がないか表情や食欲などと合わせて観察し、改善されないときは早めに動物病院を受診しましょう。

 

 

4.怒っている・緊張しているときの猫のしっぽ

 

ネコちゃんが怒っているときは、臨戦態勢のときもあります。引っかかれたり、噛まれたりしないように、なるべくそっとしておくのがおすすめです。

 

しっぽを膨らませて毛を逆立てる

 

「野良猫が庭に来ている」「工事の人が家に来た」などのシーンで、しっぽを膨らませて毛を逆立てていることがあります。これは恐怖、威嚇、警戒を表す動きです。

 

子猫では特に見慣れないものが多く、頻繁に膨らませることがあります。他の猫に襲われるなど危険がない限り、見守ってあげましょう。

 

床を叩くようにしっぽを大きく振る

 

寝たいのにしつこく呼ばれる、多頭飼いで他の猫とケンカしたなどで、床をバタバタと叩くように大きく振ることがあります。こんなときのネコちゃんは不機嫌でイライラしているので、そっとしておくことが大切です。

 

またしっぽを大きく振っているときは、ネコちゃん自身葛藤していることがあります。「抱っこは心地いいけれど、そろそろ降ろしてほしい」など、自分の思うようにならないときなどに見られます。

 

抱っこをしているとき大きく振り始めたら、下に降ろしてあげましょう。

5.リラックスしているときの猫のしっぽ

 

リラックスしているときは、しっぽの動きもゆったりしているようです。

 

しっぽをからだにくるりと巻きつけている

 

前足を隠すようにゆるくしっぽをからだに巻きつけているときは、リラックスしている証拠です。

 

いい気分で過ごしているので、そっと見守ってください。

 

しっぽを大きくゆっくり振っている

 

ベッドや窓辺で寝転びながら、しっぽを大きくゆっくり振っていることがあります。これはリラックスしていて、ご機嫌な気分の表れです。ゆっくりしているので、声をかけたり触ったりせず、ほうっておきましょう。

 

また寝転びながら、しっぽの先だけパタパタと振ることがあります。「めんどうくさい」気持ちの表れです。このときも声をかけず、そっとしておくのがいいでしょう。

 

6.猫のしっぽに触れるのはNG

 

ふわふわで可愛らしく、つい触りたくなる猫のしっぽですが、むやみに触るのはやめましょう。脊椎に直結し、神経が集中しているので、痛みも感じやすく大変デリケートな部位です。

 

特にひっぱったり、強く握ったりすることはやめましょう。障害が出る危険もあります。

 

7.まとめ

 

猫のしっぽは、からだのバランスを取ったり、からだを温めたり、マーキングに使ったりするほか、猫の感情がよく表れる部位です。また大変デリケートな部位でもあります。

 

嬉しい、悲しい、怒っている、リラックスしているなど、しっぽを観察して猫の気持ちを読み取ってみましょう。またしっぽだけでなく、表情や鳴き声など全体もよく観察して、ネコちゃんとコミュニケーションを取ることが大切です。

 

written by AEONPET CO.,LTD. 

運営会社:イオンライフ株式会社

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タグ : イオンペット しっぽ 気持ち
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