犬はどんな気持ち?仕草や表情で分かる愛犬の気持ち

2020.3.4 ペットコラム
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犬は仕草でさまざまな気持ちを表します。

人間にとってはポジティブに感じる仕草であっても、実は気をつけなければいけないサインかもしれません。

今回は、些細な仕草で分かる犬の気持ちを解説していきます。

目次

1.犬も基本は人と同じ

犬の気持ちも人の気持ちも基本的には同じです。

嬉しい時や悲しい時の気持ちは、表情や声、立ち振る舞いなどから想像できます。

ただ、感じていることは犬によっても個体差があり、想像したものとニュアンスが異なる仕草もあるため、これまでの愛犬の様子や癖なども見つつ、コミュニケーションをとることが大切です。

 

2.気をつけたい犬の仕草

尻尾を振ったり目を合わせたり、普段何気なく目にする仕草の中には、ワンちゃんの想いが込められていることも少なくありません。愛犬の仕草を思い出しつつ、どういう意味があるのか確認していきましょう。

尻尾を振ってくる

犬が尻尾を振っている時は、飼い主に向けての愛情や喜びを表現している場合が多いです。散歩に行く前や、ご飯をもらうときによく目にすることもあるかと思います。

ただ、興奮しているときや、知らない人や物に対して警戒しているときにも尻尾を振ることがあります。もし振り方が激しいと感じたら、興奮の度合いが強いかもしれません。愛犬がいつもより興奮しているように感じた際は、おもちゃやスキンシップで落ち着かせる必要があるかもしれません。

尻尾を後ろ足の間に隠す

尻尾を後ろ足の間に隠している仕草は、服従を意味しているように感じられるかもしれませんが、この仕草は、何かに対して怯えている可能性が高いです。

そのため、何に対して怯えているのかを見極め、怯えたり怖がっているものを愛犬から遠ざけたり、優しく接して気持ちを落ち着かせてあげましょう。

目を合わせる

目を合わせるのは、飼い主や、飼い主と親しい間柄の人に対して愛情を伝えるための仕草です。また、おやつをおねだりしたいときにも、アイコンタクトとして目を合わせることがあります。

ただ、威嚇のときにも目を合わせる仕草をします。もし、目がつり上がっていたり、牙を剝き出しにしていれば威嚇と考えていいでしょう。

目を合わせてくれない(そっぽを向く)

目を合わせることは愛情の意味がありましたが、目を合わせてくれなかったり、そらすときには何かに対して不安を感じていたり、怯えている場合があります。

例えば、何かを壊してしまったり、怒られたり、自分が何か悪いことをしてしまったと感じたときには反省を表すように同様の仕草をするようです。きちんとしかることは大切ですが、注意しすぎないように気をつけましょう。

あくびをしている

人は眠いとあくびが出ますが、犬も同じように眠くなるとあくびをします。

一見すると人と近い仕草に見えますが、犬の場合には、ストレスを感じていたり、体調が悪いときにもあくびをすることがあります。定期的に愛犬をリフレッシュさせたり、様子を伺いながら対応をしていきましょう。

体を振る

犬は、尻尾だけではなく、体全体を振って感情を表現することがあります。

体を振るときは喜んでいる場合が多いのですが、嫌がっている時も体を振ることがあるので、愛犬の表情や様子を見ながら接するように心掛けましょう。

また、しつけ中にからだを振ったときには一旦ストップし、犬に合わせて感情を汲み取ってあげることが大切です。

耳を後ろに寝かせている

ワンちゃんが耳を後ろにペタンと倒しているのは、嬉しいときや、甘えたいとき、リラックスをしている場合がほとんどです。耳を倒した形が飛行機に似ていることから「ヒコーキ耳」の愛称でも親しまれているようです。

一方で、不安や怯えを感じたときにも同じような仕草をするときがあります。この場合には、牙を剥き出しにしていたり表情がこわばってしまっていることも多いので、愛犬の様子を注意深く観察しておきましょう。

 

3.コミュニケーションやしつけが必要な仕草

ワンちゃんと安心して暮らすためにも、しつけは必要です。しっかりしつけをしているつもりでも、どこか見落としてしまっているということもよくあります。愛犬の仕草から、コミュニケーションや、適切なしつけが求められているものを探っていきましょう。

スリスリしてくる

ワンちゃんが飼い主に体をスリスリする場合は、基本的には甘えたい、リラックスしたいという気持ちがあります。

ポジティブな意味が強い仕草ですが、飼い主が横になっている時にスリスリしてくる時は、自分が飼い主よりも上の立場であることを示したい表れである可能性があります。

こうした動きがみられる時は、甘やかしていないか、主導権を握らせていないかなど、改めてワンちゃんとの関係を見直すことが大切です。

噛んだあとになめる

ワンちゃんが靴や大切なものなどにいたずらしたとき、取り上げようとして噛まれることはありますが、そのあとなめる行動には注意が必要です。

人から見ると、「反省しているのかな?」「噛んでごめんなさいという意味?」と思ってしまうかもしれませんが、犬はきまずい空気やその場を取り繕うために加え、「次はもっと強く噛むぞ」と警告しているときにもこの仕草をとることがあります。

立場が逆転しないためにも、噛んだことをしっかり叱るようにしましょう。

前足で顔をかく

前足で顔をかく仕草は、飼い主にかまってもらいたいけれど、なかなかかまってもらえなくて不満なときに行う場合があります。

特に前足をのっけているときは、「遊んでほしい!」という合図でもあるので、毎回ではなくとも定期的に遊んであげることが大切です。

また、単に顔がかゆい時にも前足を使うことがあります。頻繁にかくときには皮膚病の可能性も考えられるので、皮膚の様子もしっかりチェックしましょう。

 

4.犬が喜び安心している時の仕草

犬は喜んでいるときにも決まった仕草をすることがあります。人が行うとネガティブな印象に捉えてしまう仕草も、犬にとっては安心している意味を示していたりしています。

愛犬の細かなサインを見逃さないよう、よく見る3つの仕草からどんな喜びを表現しているのかをご紹介します。

後ろ足で顔をかいたりため息をつく

前足で顔をかく場合は、かまってほしい、遊んでほしいと不満に感じているときですが、後ろ足でかく場合は満足を表しています。散歩に行ったあとや、ご飯を食べたあとなどに行うことが多い仕草です。

また、ため息は人間からするとあまり良くないことと思われるかもしれませんが、犬の場合、深いため息であれば満足や安心していることを表しています。

しかし、ため息が短い場合にはストレスを感じている可能性もあるので、愛犬の様子や、その場の状況を確認してみましょう。

伏せながら鼻や口の周りをなめる

散歩中に突然体を伏せることもありますが、初対面の人や犬に近づき、伏せながら鼻や口をなめている場合は、その人や犬と仲良くしたいことを表しています。伏せることで相手に敵意がないということをアピールしているようです。

犬だけでなく、飼い主の友人などにこの仕草をしているときは、可能であればコミュニケーションを取ってもらえるとベストです。色々な人と関わることは犬にとっても良い刺激にもなり、社交性を身につけることにも繋がります。

両耳の間が広がり口元が緩んでいる

犬は表情がとても豊かです。気分が良く、リラックスしているときには、両耳の間がゆったりと広がり、口元が緩んだような表情を見せます。更に穏やかな気持ちのときには、耳が少し開いて、前向きになり、ほんの少しだけ下の歯を見せます。

また、嬉しかったり楽しかったり、明るい気分になっているときには、口角を上げて笑っているような表情を見せることもあります。嬉しいとニコニコするのは人も犬も同じなようです。

 

5.まとめ

愛犬と良好な関係を築いていくためには、きちんとしたコミュニケーションが必要です。

普段の何気ない仕草には、大切な意味が込められているかもしれません。表情や様子をよく観察して、適切な接し方を心掛けるようにしましょう。

 

written by AEONPET CO.,LTD. 

運営会社:イオンライフ株式会社

 

タグ : イオンペット 気持ち
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