ハムスターのケージ掃除は1カ月後から!適切な頻度とやり方
2021.12.13 ペットコラムハムスターを飼い始めるとケージのにおいが気になってきますよね。適度にケージを掃除しないとハムスターの健康被害につながる可能性があるため、注意が必要です。
しかし、頻繁に掃除をしすぎるとかえってハムスターにストレスを与えてしまうのが難しいところです。適切な頻度と方法でケージ掃除をする必要があります。
この記事では、ハムスターのケージ掃除の頻度とやり方、次の掃除を簡単にするためのヒントについて解説します。
目次
1.ハムスターのケージ掃除はいつから?適切な頻度は?
初めてハムスターを家族として迎えた場合、ケージの掃除は1カ月後から行うのがいいとされています。
ハムスターは縄張り意識が強い生き物で、初めのうちはケージに自分のにおいがついておらず落ち着かないため、飼い始めは極力掃除を控えましょう。
1カ月以上経った後は、場所ごとに適切な頻度で掃除をします。基本的に小さな用具や使い捨てのものは頻繁に、大きなアイテムはたまにチェックでOKですが、汚れが目立つ場合は途中でメンテナンスしても構いません。
<掃除の頻度と場所>
- 1~3日に1回:トイレ砂、床材、ケージの底、お風呂
- 1~3カ月に1回:ケージや巣箱、回し車
それでは次章から場所ごとに掃除のやり方をくわしく見ていきましょう。
2.1~3日に1回掃除したい場所とやり方
ここでは1~3日に1回掃除したい4つの場所をピックアップして、掃除のやり方を紹介します。
- トイレ砂
- 床材
- ケージの底
- お風呂
トイレ砂
トイレ砂は、ハムスターのおしっこを吸って湿った部分の砂を捨てて、減った砂を補充します。夏はにおいが発生しやすいため、特にこまめに掃除をするのがおすすめです。
床材
ハムスターは湿気を嫌うため、おしっこや給水器から垂れた水などで床が濡れている場合は、濡れている部分の床材を交換しましょう。
すべての床材を取り替えると、自分の体臭がなくなりハムスターにストレスを与えかねません。汚れた部分や古くなった部分だけを取り除き、全体の1/5程度を入れ替えるよう調整します。
ケージの底
ケージの底は糞が溜まっていたり、餌を隠していたりと案外汚れが溜まっています。床材の掃除をする際に、あわせてケージの底もきれいにしましょう。タオルやティッシュなどで目立つ汚れを拭き取る程度でOKです。
お風呂
お風呂を設置している場合は、砂を入れ替えます。
本来は1週間に1回程度の掃除頻度で構わないのですが、ハムスターがトイレと間違っておしっこをすることもあるので、飼い始めのうちはこまめに確認して交換してあげると安心です。
3.1~3カ月に1回掃除したい場所とやり方
次に、1~3カ月に1回の頻度で掃除したい場所とやり方を紹介します。夏は湿気が多いので毎月、冬は3カ月に1回など時期に合わせて頻度を調節してくださいね。
- ケージ
- 飼育用品
ケージ
ケージは丸洗いするために、ハムスターを別の場所に移してケージ内のものをすべて出しましょう。床材は汚い部分だけを捨て、きれいなものは掃除後に戻すことで慣れたにおいが戻ってきてハムスターが安心します。
空になったケージはスポンジで水洗いし、ひどく汚れている場合は中性洗剤を使って汚れを落としていきます。きれいにすすいだ後、タオルやティッシュなどで拭いてから天日干しで殺菌し、水分を完璧になくします。
まだ飼い始めなので大丈夫ですが、汚れがもっとたまってきたらアルコール除菌したり、煮沸消毒したりするのもおすすめです。
ケージが完全に乾いたら、飼育用品をすべて元に戻してケージ掃除は完了です。
飼育用品
給水器や回し車、トイレ、遊具などの飼育用品は、細かい部分に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシを使って水洗いします。それでも汚れが落ちない場合は、中性洗剤を薄めた水にしばらくつけてから歯ブラシで磨くと汚れが落ちやすくなります。
ただし、巣箱やかじり木などの木製グッズは水洗いができないので、天日干しで日光消毒をするだけにしておきましょう。
4.次のハムスターの掃除を簡単にするためのヒント
ハムスターのケージ掃除はこれからも定期的に行うものなので、できれば簡単に済ませたいですよね。最後に、今後のケージ掃除を簡単にするためのヒントを紹介します。
トイレを覚えてもらう
ハムスターがそこら中でおしっこをしてしまうと、床材の交換やケージの底にこびりついたおしっこのにおいを消すのが大変になるため、トイレの位置を覚えてもらいましょう。
ほとんどのハムスターはケージの隅でおしっこをするため、隅にトイレを設置しておけば、特別なしつけをしなくてもトイレの場所を覚えてくれるはずです。トイレを覚えてくれない子でも、ハムスターには決まった場所でおしっこをする習性があるので、おしっこのにおいがついたものをトイレに置けば自然と場所を覚えてくれます。
ただし、ロボロフスキーハムスターやチャイニーズハムスターなどの品種はトイレのしつけが難しい品種とされているため、トイレを覚えてもらうには飼い主の根気が必要です。
掃除が終わったらご褒美をあげる
掃除後はハムスターのお気に入りの餌をあげたり新しいおもちゃをあげたりして、「掃除の後は嬉しいことがある」というポジティブな印象を与えるのもおすすめです。
ケージ掃除は大きなストレスを与えかねないものですが、ハムスターの健康維持のためにも定期的に行わなくてはなりません。ケージに戻した後にご褒美をあげれば、次の掃除も大人しくさせてくれるでしょう。
5.まとめ
ハムスターは縄張り意識が強いため、ケージ掃除をする際は適切な頻度とやり方で行う必要があります。
トイレ砂や床材、ケージの底などは1~3日に1回のペースでこまめに掃除し、ケージや給水器、回し車などの飼育用品は、1~3カ月に1回の頻度で大掃除します。ケージや飼育用品は水洗いし、汚れがひどい場合は中性洗剤を使ういいですが、木製グッズは洗えないため天日干しで日光消毒するだけにとどめておきましょう。
ハムスターにトイレの場所を覚えてもらったり、掃除後にお気に入りの餌をあげたりなど、工夫をすることで、次回からのケージ掃除が簡単になりますよ。
運営会社:イオンライフ株式会社
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