ペットの供養、どうすればいい?5つの方法別に徹底比較!
2018.9.26 お悔やみ , ペットが亡くなったら , ペット供養目次
ペット供養の方法は大きく分けて5つ、ペットと家族に合った供養を選ぶことが大切!
大切な家族の一員であり続けるペット、
大切に供養してあげるためには、どのような方法があるのでしょうか?
ペット供養には大きく分けて5つの方法があります。
これらの中からペットと家族にあった供養の方法を選ぶことが大切です。
ここではペット供養の費用、ペット供養方法の違いによるメリット・デメリットについて解説していきます。
大切なペットのご供養の参考にしていただければ幸いです。
(ペット火葬・お葬式について知りたい方はこちら)
関連記事:ペット葬儀当日にまつわる9つの疑問を解決
1.自宅でペット供養(手元供養)
ペット供養の方法として、近年もっとも一般的な方法が自宅でペット供養をする方法です。
自宅でのペット供養は「手元供養」とも言われ、ペット専用の仏壇を置いてお線香をたいて毎日手を合わせたり、分骨(遺骨の一部だけをわけること)として、専用の遺骨カプセルの中に納めることが多いです。
ペットを手元供養するための商品にも様々なものがあり、たとえば仏壇では、骨壺を扉の中にしまうことができる本格的なものもあります。
他にもペット供養用のミニ仏壇セットもあります。(写真参照)
ペットを供養するための仏壇には、ペットの写真も一緒に飾ってあげたいですよね。
位牌と写真立てが一緒になっているものであれば、 少ないスペースで置くことが出来るのでお勧めです。
自宅でペット供養することのメリットは?
- 大切なペットと常に一緒にいることができる
- いつでも手を合わせることができる
- 手元供養のためのアイテムは増えていて、ペットや家族にあったものが選びやすい
- 費用がかからない
自宅でペット供養することのデメリットは?
- 人によっては気持ちの整理がつきにくくなり、ペットロスを長引かせてしまうことも
- 未来永劫、ずっと家で供養し続けることは難しい
自宅でペット供養(手元供養)にかかる費用は?
手元供養にかかる費用は基本的にはありません。
ペット供養のための仏具を揃える場合でも、1~2万円程度で一式購入することができます。
ペット線香は500円前後で購入できます。
2.庭にペットの遺骨を埋葬
ペットの遺骨は人間の遺骨とは違い、法律的には「物」として扱われていますので庭など自分の土地に埋葬することには問題ありません。
しかし公園や山など、自分の所有地以外の場所に埋葬をすると、不法行為となってしまう場合もありますので控えましょう。
ペットの遺骨を庭に埋葬する方法・注意点
- 骨壺はそのままだと土に還りにくいので、割った上で埋葬する。
または骨壺から遺骨だけを出して埋葬する。 - ペットの遺骨を埋葬した場所がわかるように、ペット用の墓石などを置く。
ペットの遺骨を庭に埋葬 メリットは?
- いつでも手をあわせることができる
- 費用がかからない
ペットの遺骨を庭に埋葬 デメリットは?
- 気持ちの整理がつきにくくなり、ペットロスを長引かせてしまうことも
- 引っ越しをすることになってしまった場合など、掘り返してまた骨壺に戻すことは困難
ペットの遺骨を埋葬するためにかかる費用は?
自宅の庭にも設置ができるペット用の小さい墓石は、大体3万円前後から購入することができます。
お気に入りのペットの写真を石にプリントすると、もう少し高いことが多いです。
3.人とペットが一緒に入れるお墓
「自分が死んだときは、大切なペットと一緒のお墓に入りたい。」という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 近年つくられた墓苑では、ペットと一緒に入ることを前提に募集されていることが多いです。
「終活」の選択肢として、ペットと一緒に入れるお墓を探す方は増えています。
人とペットが一緒に入れるお墓に埋葬するメリット
- 大切なペットとずっと一緒にいることができる
人とペットが一緒に入れるお墓に埋葬するデメリット
- 費用はどうしても高額となる
- まだまだ対応できる場所は限られていて、希望する場所で対応できるケースは少ない
ペットと一緒に入れるお墓の費用は?
地域や場所、墓石のグレード等にもよりますが永代使用料+建墓費用で最低でも150万円くらいはみておくといいでしょう。
4.ペット霊園・寺院の納骨堂
ペット霊園やペット供養に対応したお寺の納骨堂に預ける方法です。
ペット納骨堂は個別に区画がわかれていて、その区画内であればお供物や写真なども自由にお供えすることができます。
ペット納骨堂は年単位での契約であることがほとんどです。
ペット供養として納骨堂を利用する時に、確認する3つのポイント!
①お参り時間を確認
大好きなペットを供養するためお参りをしようと思っても、ご自身の生活サイクルとお参りできる時間があわないと、会いにいけなくなってしまいますよね。
そういった悩みに対応するため、最近ではカードキーなどによって24時間参拝可能のペット納骨堂も増えてきています。
②清掃、管理状態を確認
大切なペットには、快適な場所にいて欲しいですよね。
ペット納骨堂の清掃や管理の状態を確認するためには、実際に現地で見るのが一番良い方法です。
管理が行き届いたペット納骨堂では、毎日お水入れを交換してくれたりしています。
お水入れを見てみるだけでも、そのペット納骨堂の管理状態がすぐわかるかもしれません。
③法要の有無を確認
大切なペットを納骨堂に預けるのであれば、しっかり手厚くご供養してあげたいですね。
ペット供養の納骨堂では、定期的にお坊さんを招いてペット供養のために法要をあげてくれる場所も多いです。(希望すればご家族が立ち会うことも可能。)
納骨堂でペット供養をするメリット
- 家から離れたところで供養してもらうことで、気持ちの整理がつきやすくなる
- 自分の家のペットだけを個別の区画で供養することができる
- 思い思いの形でペットのためにお供物やお花、写真などをお供えすることができる
- ペットのために定期的に法要をあげてくれる場所も
納骨堂でペット供養をするデメリット・費用の相場
- ペットの納骨堂で供養するためには、年間管理費用が1~3万円程度かかる
ペット霊園で火葬をすると1年間無料で供養してくれるようなところもあるので、ペット火葬をする際に、その後の供養を受けることができるか確認するといいでしょう。
費用がかかるとはいえ、納骨堂でペット供養することはメリットも多い
管理費用が毎年かかってしまうものの、納骨堂でのペット供養にはメリットも多く、長期に渡りずっと納め続けている方も多くいらっしゃいます。
納骨堂でのペット供養は、積極的に検討することをお勧めします。
5.ペット永代供養
ペットの永代供養とは合祀(ごうし)といって、他家のペットと一緒に合同埋葬をしてその後は永代(半永久的に)に渡りご供養することを指します。
手元供養も、納骨堂で供養することにもそれぞれのメリットがありますが、いずれも半永久的な供養の方法ではありません。
供養しているご本人がご高齢になれば、子どもや孫の代まで受け継ぐ心配も出てきます。
その点でペットを永代供養することは、永代にわたって半永久的に、いつまでも大切にペットを供養することができますので、お勧めのペット供養の方法です。
合同埋葬に抵抗がなければ、ペットの永代供養はお勧め
ペットを永代供養することのメリット
- ペット供養のために、定期的に法要をあげてくれるところも
- 合祀墓にいけば、いつでも会いに行くことができる
- 家の外でしっかりペット供養をすることで、家族の気持ちの整理がつきやすくなる
- 毎年の管理費用など追加費用がかからない(場所により異なる場合もあるので、確認しましょう)
- 半永久的な供養
ペットを永代供養することのデメリット
- 他家のペットと一緒になる
他家のペットと一緒になってしまうことには、ちょっと抵抗がありますよね。
しかし、ペットが生前からもともと社交的であったり、寂しがり屋の子であれば他家のペットと一緒になることも、必ずしも後ろ向きに捉えることではないということで、ペットを永代供養するという選択をされる方も多いです。
ペットを永代供養するタイミングは?
メリットが多いペットの永代供養ですが、すぐに合同埋葬することに抵抗のある方はまずは自宅での手元供養やペット納骨堂での一定期間の供養を経てから、ペットを永代供養してあげてはいかがでしょうか?
ペットを永代供養するうえでの時期やタイミングに決まりはありませんが、以下のような忌日や年忌をひとつの節目として、次のペット供養をする方法について検討してもいいかもしれません。
主な忌日一覧
初七日(しょなのか) | 命日から数えて七日目 |
二七日(ふたなのか) | 命日から数えて十四日目 |
三七日(みなのか) | 命日から数えて二十一日目 |
四七日(よなのか) | 命日から数えて二十八日目 |
五七日(いつなのか) | 命日から数えて三十五日目 |
六七日(むなのか) | 命日から数えて四十二日目 |
七七一(なななのか) =四十九日(しじゅうくにち) |
命日から数えて四十九日目 |
百カ日(ひゃっかにち) | 命日から数えて百日目 |
主な年忌一覧
一周忌 | 命日から満一年目 |
三回忌 | 命日から満二年目 |
七回忌 | 命日から満六年目 |
十三回忌 | 命日から満十二年目 |
最も大切なことは「ペットと家族にあった供養をすること」
いかがでしたか?
ペット供養の方法には様々な方法があります。
ペットを供養することは、亡くなったペットのためだけでなく、家族みんなの気持ちの整理をつけるためでもあります。
ご自身やご家族などで、ペットを亡くした悲しみから立ち直れない人がいる場合には、現在のペット供養の方法について、改めて検討することも必要かもしれません。
ご自身やご家族の年齢など、ライフステージの変化も供養の仕方を考え直す機会です。
短期的なペット供養の仕方と、中長期的なペット供養の仕方については、家族間でよく相談して経済的・精神的な負担がかからないようにペット供養の方法を考えていくことが、とても大切ではないでしょうか。
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